【キャンプ飯】メスティンデビュー、その前に!使用前の下準備「バリ取り&シーズニング」

キャンプシーンで非常に大人気の「メスティン」。アルミ製で直方体のクッカーです。炊飯だけでなく、焼く・煮る・蒸すなどさまざまな調理方法で利用できる万能さが人気の理由です。

今回はメスティン初心者の為に使用前の下準備についてまとめてみました。

「バリ取り」でメスティンのふちを滑らかに

バリとは金属などを加工した時にできる意図しない形の突起のことです。メスティンで言えばフタや本体のふちの部分にあるギザギザ・ザラザラがバリに相当します。バリが付いたまま使用することも可能ですが、口や指を切ったりしてしまう可能性もあるのでバリ取りを済ませておくと安心して利用できます。

「バリ取り」済の商品も

ミリキャンプやロゴスのメスティンはバリ取り済みで売られているのでバリ取りの必要はありません。目下一番人気のトランギアのメスティンや、そのお手軽さで人気のダイソーのメスティンはバリ取りが施されていないので、そのザラザラが気になる場合はバリ取りにチャレンジしてみましょう。

メスティンのバリ取りに必要な道具一覧

・サンドペーパー(400番)
・サンドペーパー(1000番)
・軍手
・マスク

サンドペーパーの番号は数が小さい方が目が粗く大きく削れます。大して数字が大きい方は目が細かく仕上げの削りに利用します。サンドペーパーはホームセンターだけでなく大きめのダイソー等であれば置いてあることが多いですので購入しておきましょう。バリ取りの作業中、バリの部分で怪我をしないようにするためにも軍手も必須です。

サンドペーパーで削る

やることは至ってシンプル。ザラザラの部分を丁寧に削っていくだけ。まず先に特にザラザラが目立つ部分を400番のサンドペーパーで大まかに削り取ります。その後1000番のサンドペーパーを使って滑らかに仕上げます。全体的に滑らかになったら削りカスをきれいに水で流して終了です。

「シーズニング」なぜ必要か?

メスティンはアルミで作られていて、大半の商品はコーティングが施されていません。そのまま煮炊きをすると酸化で黒くなったり焦げついてしまうことがあります。

初めてのメスティンで焦がしちゃったりしたらテンションも一気に下がってしまいますよね。そうならないように「被膜」を作る工程が「シーズニング」なのです。その「被膜」ができることでアルミクッカー特有の金属臭・アルミ臭を抑えることもでき、美味しく料理を楽しむための必要な準備であるともいえます。

「シーズニング」のやり方

①米のとぎ汁で煮沸する

もっとも一般的な方法は米のとぎ汁でメスティンを煮沸すること。

【準備】
・メスティンがすっぽり入るサイズの鍋
・メスティンが浸る量の米のとぎ汁

【シーズニング手順】
1.準備した鍋で米のとぎ汁を沸騰させる
2.沸騰したらメスティンを浸す
3.15分程煮込む
4.鍋からメスティンを取り出し、粗熱を取る
5.水洗い

大きな鍋が無い場合は、メスティン自体に米のとぎ汁を入れて煮込むという方法でもいいようですよ!

②野菜くずと一緒に煮沸

野菜を使ったシーズニングもできます。使用する野菜は何でもいいようです。キャベツやニンジン・大根の切れ端、ジャガイモや玉ねぎの皮などよく使う野菜のくずを冷蔵庫に保管して準備しておきましょう。

手順としては米のとぎ汁を使ったシーズニングと同じ。メスティンが入るサイズの鍋に野菜くずと水を入れて沸騰させてからメスティンを入れ15分程煮込みます。粗熱が取れたら水洗い。

③牛乳

家ではあまり料理をしないから米のとぎ汁も野菜くずもない!という人には牛乳を使う方法がおすすめ。メスティンで牛乳を弱火で10分程煮るだけ。吹きこぼれないように牛乳は容器の半分程度まで入れるようにしましょう。煮沸に使った牛乳は捨て、綺麗に水洗いしましょう。こびりついてしまってる場合は柔らかいスポンジで軽くこすり洗いして落としてくださいね。

まとめ

メスティン使用前の準備「バリ取り&シーズニング」は以上です。シーズニングせずに利用する!という方もいますし、使ってるうちに金属臭もなくなってきたなんて話も聞きます。絶対に必要なものではないかもしれませんが、やって置いて損はない前準備です。キャンプのことを考えながらの前準備もとても楽しいものですので是非自分に合った方法で試してみてくださいね。