【前編】今さら聞けない!キャンプでよく聞く用語集

キャンプシーンやショップなどでよく使われる、アウトドア関連の用語。会話でよく聞く用語だけど、実際はその意味がよく分かってない…。そんな「今さら聞けない」基本的なよく使われる用語をピックアップしてまとめました。今回は前編としてあ行~な行の用語を紹介します。

【あ行】

・アンカー
テント等を地面に固定する際、砂浜のようにペグが効かなかったり、地面が固くペグが打ちづらい時に利用するおもりのこと。

・インナーテント
定番のドーム型テントは二重構造になっていることがほとんどで、居住空間実際の居住空間となる内側のテント部分のこと。外側からそれを覆うものがフライシートと呼ばれる。

・インフレーターマット
インフレータブルマットとも言う。睡眠時に体の下に敷いて使うマットの一種でウレタンフォームなどのクッション材が使われている。ただ膨らませるエアーマットに比べてクッション性・断熱性の面でも優れている。

・LPガスカートリッジ
液体化したガスをカートリッジに充填した状態で売られているもので初心者でも外で手軽に使える燃料。一般的に家庭用のカセットコンロでも使われているガス缶のことをCB缶(カセットボンベ缶)、アウトドア用に風や気候の変化にも対応したガス缶のことをOD缶(アウトドア缶)と呼ぶ。

・オートキャンプ
自動車を利用したキャンプ。サイトの横に車を横付けできるキャンプ場をオートキャンプ場と言う。
荷降ろしや撤収が楽になるのがメリット。

【か行】

・ガイロープ(ガイライン)
テントを設営する際にテントと地面を繋げるロープ。テントを風などから守り安定する役割。「張り網」「細引き」とも呼ばれる。

・空焼き
燃料系のランタンに必要なマントルを使用前に火で炙る作業。また、ダッチオーブンや鉄のフライパンなどを初めて使用する際にサビやこびり付きを抑えるために事前に油を塗って熱しておくことも空焼きと呼ばれる。

・キャノピー
テントの入り口部分から出ている日除けのこと。

・クッカー
鍋やフライパンなどのこと。アウトドア用のものはアルミやステンレス製の軽量のものが一般的。車でのオートキャンプの場合、鉄製のダッチオーブンなども人気。

・グラウンドシート
テント本体の底面を保護するために地面とテントの間に敷くシート。またテント本体の汚れも防いでくれるのもメリット。

・グランピング
魅惑的なという意味の「グラマラス」と「キャンピング」を合わせた造語。

・コット
テント内などで使用する折りたたみ式の簡易ベット。地面に接しないので地面の凸凹が気にならずに済む。冬は底冷え対策、夏は通気性確保が期待できる。

・コテージ
キッチン、シャワー、トイレ、寝具に加え、テレビや冷蔵庫、冷暖房器具なども備えた山小屋風の宿泊施設。

【さ行】

・サイト
キャンプ場内でテント等を設営するスペースのこと。キャンプ用の区画が集まったエリア全体を指す場合も。区画分けされておらず自由な場所に張れるのはフリーサイトと言う。

・シェラカップ
持ち手が付いた金属製のカップ。火にかけられて、そのまま飲める。


【Amazon限定ブランド】NANGOGEAR(南湖 キャンプ ギア) シェラカップ 4pcs 21112(S-220-4P)

・シュラフ(寝袋)
寝袋。スリーピングバッグとも呼ばれる。長方形でサイズに余裕がある封筒型、体の形に合わせた形状のマミー型が主流。

・スキレット
鋳鉄製のフライパン。厚みがあり重いが、食材に熱が均一にじっくり伝わるため食材のうまみを引き出してくれる。

・ストーブ
一般的には暖房器具を指すが、キャンプでは主に、調理用のコンロのことを指す。バーナーとも呼ばれる。

・スクリーンタープ
通常のタープは屋根部分のみだが、スクリーンタープにはナイロンやメッシュの壁が付いている。虫の侵入を防ぐ目的で利用する人も多い。

【た行】

・タープ
日差しや雨などを防ぐための布。テントと組み合わせ、リビングスペースやキッチンスペースとしても活用できる。

・耐水圧
テントやタープの生地の耐浸水能力を示した数値。通常1000mm程が基準と言われているが、数値が大きいほど強い雨に耐えられる。

・焚き火
現在は直接、地面で火をおこすことがNGの“直火禁止”のキャンプ場がほとんど。焚き火台などを用いて行うようにしよう。

・ダッチオーブン
厚手の鋳鉄製の蓋付き鍋。蓋の上に炭や薪をのせてオーブンのような調理をすることもできる。


BUNDOK(バンドック) ダッヂ オーブン リッドリフター付 BD-381 4.2L バーベキュー キャンプ 料理 ブラック

・着火剤
炭や薪への着火を補助するためのもの。アルコールなどを原料としたものや木材を原料としたものがあり、形状も様々。

・ツーバーナー
2口バーナーのことで料理を多く作る必要があるときに役立つバーナー。1口のものはシングルバーナーと呼ばれる。

・ツールームテント
寝室はもちろん、リビングスペースまで備えているテント。利用人数によってはタープが不要となるので、荷物が少なくてすみ、設営の手間も減る。さらに、構造上、リビングスペースへの虫の飛来などが軽減できるのもメリットだ。一般的に寝室はインナーテントで形成、リビングスペースはスクリーンタープのように屋根と側面を囲う造りになっているものが多い。

・ドーム(型)テント
天井部分がドームのように丸みを帯びた半球状のテント。設営が楽でコンパクトに収納できる。風雨に強く軽量。

【な行】

・寝袋
袋状のアウトドア用寝具。詳しくはシュラフの項参照。