鉄加工のプロフェッショナルによるアウトドアブランド「THE IRON FIELD GEAR(ジ アイアン フィールド ギア)」から、新製品!「タキビツリー」が発売されます。
筒形でも箱型でもなく、二次燃焼を起こす
薪から出る炎が美しく見えながら、焚き火の途中で火が立ち消えしない、そんな想いで行き着いたのは、オープン型の二重構造の焚き火台。
二次燃焼とは?
二次燃焼とは、一次燃焼の際に燃え切らなかった未燃焼ガスに、焚き火台の中で高温に温められた空気を吹き付けて再度燃焼させること。二次燃焼がしっかり起こらない状態での焚き火だと未燃焼のガスが発生して白い煙となって排出されます。薪の乾燥が不十分だったり、燃焼時に送り込む酸素が少ないと発生します。
普通の焚き火台と二次燃焼焚き火台のハイブリッド!いいとこ取りの焚き火台
二次燃焼構造となっているウッドストーブ等の焚き火台は、空気を焚き火台の下部から取込み、焚き火台の下側で薪を燃やし、そこで出る炎に再度酸素を供給し、下側で燃えきらなかった薪から出るガスなどを燃やす作りになっています。
空気を取り込んで空気の流れを作るため安定して燃え続けるうえに、煙の原因となる水分やガスなどの物質を二次燃焼で燃やすので煙が出ずきれいな炎が楽しめます。
しかしその仕組み上、二次燃焼焚き火台は筒形や箱型が基本。そのためサイズに合わせ短い薪を用意する必要があったり、通常の焚き火台から燃え上がる炎のシルエットそのものを楽しめないなどといった点もあります。
普通の焚き火台は薪から立ち上がる炎が全て見えるオープンな形状で薪から出る炎を観て楽しめますが、太い薪が最後まで燃え切らず残ったり、煙が出続けてしまうことがあります。
しかし「TAKI BE TREE」は細かな工夫でその悩みを解消しています。
二次燃焼の仕組みと構造
~二次燃焼が起こる仕組み~
焚火台の下部外側から空気を取り込み、内側下段の穴を通って一次燃焼が発生。そして一次燃焼では燃えきれず「煙となった可燃ガス」と上段の穴から出る「温まった空気」が混ざり合い、二次燃焼が発生します。
(上段の穴よりも上で燃えるものに関しては二次燃焼しません)
~深すぎず浅すぎずオープンな形~
一辺が40cmの四角錐となっているため、対角線長は56cmほど。35~40cmほどの長さの薪をカットせずそのまま使うことができます。
~脚を交差して、本体を乗せるだけの簡単構造~
~持ち運び用バッグ付属~
TAKI BE TREE(タキビツリー)製品概要
材質:本体/ステンレス、脚/スチール(塗装)
重量:3.7kg
組立時サイズ:約W408 × D408 × H320(mm)
価格:16,500円(税込)
発売日:2022年11月